Asia Pacific
世界都市ランキング2026:ニューヨークが首位、アジアでは東京がトップ
オックスフォード・エコノミクスが発表した「世界都市指数2026(Global Cities Index 2026)」で、ニューヨークが世界首位の座を維持し、ロンドンが2位、パリが3位となった。
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- 公開
- 2026/10/13 9:17

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オックスフォード・エコノミクスが発表した「世界都市指数2026(Global Cities Index 2026)」で、ニューヨークが世界首位の座を維持し、ロンドンが2位、パリが3位となった。

オックスフォード・エコノミクスが発表した「世界都市指数2026(Global Cities Index 2026)」で、ニューヨークが世界首位の座を維持し、ロンドンが2位、パリが3位となった。東京はアジアの都市の中で最も高い評価を受け、世界総合ランキングで9位に入った。同指数は世界1,000都市を対象に評価を行っている。欧米の都市が上位を占める中、東京はアジア勢の筆頭として存在感を示した。
この指数では、都市を5つの分野から評価している。総合スコアに占める割合は、経済が30%、人的資本と生活の質がそれぞれ25%、環境とガバナンスがそれぞれ10%となっている。ガバナンスは国単位で評価されるため、同じ国に属する都市は、この分野で同一の評価を受ける。
ニューヨークが首位を維持した背景には、2025年に2兆6,000億ドルと評価された巨大な都市圏経済がある。これは対象都市の中で最大規模だ。金融、テクノロジー、メディア、企業本社の集積といった強みを背景に、経済分野で1位、人的資本分野で5位となった。
一方、ロンドンは人的資本分野で首位に立った。大学などの高等教育機関が充実し、高学歴の労働者が集中していることが評価を押し上げた。同市の住民の約40%は海外生まれだという。1兆ドルを超える経済規模を持つパリは、生活の質の分野で10位にランクインした。高い平均寿命、比較的高い所得水準、約130の博物館をはじめとする文化施設の充実などが評価につながった。
総合4位にはシアトルが入った。マイクロソフトやアマゾンの存在に加え、航空宇宙産業や小売業の強さが順位を支えている。サンフランシスコは5位、サンノゼは8位となり、シリコンバレーの経済的な影響力を反映する結果となった。サンノゼは指数の対象都市の中で1人当たりGDPが最も高く、2025年の推定額は23万8,700ドルに達した。
ただし、経済面で優れた実績を持つ都市が、すべての分野で高い順位を獲得するとは限らない。サンノゼは経済分野で3位に入った一方、人的資本分野では121位にとどまった。ボストンは経済分野で9位だったが、洪水リスクなどの影響もあり、環境分野では289位となった。オックスフォード・エコノミクスは、米国の主要なテクノロジー拠点が直面する課題として、住宅費の高さ、所得格差、経済活動の集中も挙げている。
総合6位のダブリンは、環境分野で世界9位となった。汚染が比較的少なく、温暖な気候に恵まれていることが評価された一方、住宅の購入や賃借のしやすさは依然として大きな課題となっている。オスロは生活の質で6位、ガバナンスで8位にランクインした。コペンハーゲンはガバナンス分野で首位となったものの、総合順位は18位だった。チューリヒもトップ10入りを果たし、生産性の高い金融サービス、優れた教育機関、高い生活水準などが評価された。
東京は人的資本分野で3位に入った。熟練した労働者が多く、主要な教育機関が集積していることが、その評価を支えている。しかし、環境分野では454位にとどまり、総合トップ10都市の中で最も低い順位となった。地震や台風をはじめとする自然災害のリスクが、同分野の評価に影響している。
2025年の総合トップ10に入っていた都市のうち、8都市が2026年もトップ10の座を維持した。今後について、オックスフォード・エコノミクスは、急速に発展するアジアの都市が、先端製造業、テクノロジー、ビジネスサービスの拡大を通じて、世界経済における影響力を強めると予測している。こうした動きにより、世界の主要都市間の競争はさらに激しくなる可能性がある。