Technology · パキスタン
シンド州の離村地域でオフグリッド型ソーラー・マイクログリッド網が稼働開始
タルパーカルおよびバディン郡の農村部において、太陽光発電と蓄電池による電力自給と灌漑用水供給を実現。
- Author
- ニュースタイム・パキスタン編集部
- Bureau
- カラチ支局
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- 公開
- 2026/04/10 13:20

Technology · パキスタン
タルパーカルおよびバディン郡の農村部において、太陽光発電と蓄電池による電力自給と灌漑用水供給を実現。

シンド州エネルギー局は、国際環境ファンドの支援を受け、タルパーカル県およびバディン県の農村集落において高効率オフグリッド太陽光マイクログリッドの稼働を開始しました。本事業は、無電化地域へ安定的かつ継続的な電力を供給し、農村部の生活基盤を刷新することを目的としています。
長年にわたり高価なディーゼル発電機や灯油ランプに依存していた砂漠地域の住民にとって、120キロワット級の太陽光パネルとリン酸鉄リチウム蓄電池の導入は、24時間無停電の電力環境をもたらしました。
太陽光駆動の揚水ポンプにより地下水が効率的に汲み上げられ、灌漑コストが65%削減されました。これにより乾燥期における野菜や小麦の栽培が可能となりました。
診療所でのワクチン保冷庫の稼働や、夜間における子供たちのデジタル学習プログラムも開始され、福祉環境が格段に向上しています。

スマートメーターとモバイル決済による事前チャージ方式が採用され、公平で透明性の高い維持管理費用が回収されています。
現地の若者にはメンテナンス技術のトレーニングが提供され、地域内での雇用創出にも寄与しています。
排気ガスの消失により室内の空気質が改善され、住民の呼吸器系疾患のリスクが大幅に低下しました。
シンド州政府は、今後18ヶ月以内に上部シンド州の80村落へ同様のシステムを展開する計画です。

国際再生可能エネルギー機関は、シンド州の分散型ソーラーモデルを南アジアにおける農村電化の標準モデルとして高く評価しています。
太陽光技術による持続可能な電力供給が、離村地域の経済的自立と生活の質の向上を力強く支えています。