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イタリア議会、メローニ首相の物議を醸す選挙制度改革を承認へ 野党は批判
イタリアの野党勢力は、ジョルジャ・メローニ首相率いる連立与党が、選挙制度を変更することで政権維持を図っていると非難している。
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- 公開
- 2026/10/10 20:37

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イタリアの野党勢力は、ジョルジャ・メローニ首相率いる連立与党が、選挙制度を変更することで政権維持を図っていると非難している。

イタリアの野党勢力は、ジョルジャ・メローニ首相率いる連立与党が、選挙制度を変更することで政権維持を図っていると非難している。批判の焦点となっているのは、来年の総選挙で勝利した連立政権に、追加の議席を付与するという物議を醸す改革案だ。この法案は下院で3度の信任投票を通過し、最終的な秘密投票は木曜日に予定されている。水曜日には賛成228票、反対144票で可決され、政府は改革案の最終承認に一歩近づいた。
今回の改革案は、直接選挙で選ばれる小選挙区の議席と比例代表制を組み合わせた現在の選挙制度を変更し、完全な比例代表制を基本とする仕組みに改めるものだ。新制度では、得票率が少なくとも42%に達した勝利連合に、追加議席が与えられる。メローニ首相率いる連立与党は、この改革によって政治の安定性が高まると主張している。一方、野党各党は提案を強く批判し、2027年の選挙で敗北することを恐れた与党が、選挙ルールを変更しようとしていると非難している。また、追加議席を付与する仕組みが憲法に適合するのかについても疑問を呈している。
イタリア通信社ANSAによると、野党・民主党のアンナ・アスカーニ氏は、この法案について「恐怖、嘘、軽蔑、そして失敗」が特徴だと述べた。同氏は、現議会の任期最終年に、法案がぎりぎりのタイミングで成立に向けて進められていることを批判した。
提案されている制度では、勝利した連合に合計105議席のボーナスが付与される。その内訳は、下院に70議席、上院に35議席となる。いずれの連合も得票率42%の基準に達しなかった場合、あるいは上下両院で異なる連合が勝利した場合には、追加議席を付与せず、得票に応じて議席を比例配分する。
法案はまた、各連合に対し、選挙前に首相候補者を指名するよう義務づける。さらに、有権者は政党の候補者名簿から最大3人までを選び、優先順位を示すことができる。ただし、批判派は、名簿の上位に置かれた候補者が、実質的に議席を確保できる仕組みは変わらないと指摘している。
メローニ首相は、今回の改革が自らの連立与党に有利になるよう設計されたとの批判を否定し、どの陣営が勝利しても安定した政権運営を可能にするためのものだと主張している。首相は6月にも、この法律が中道右派に有利になるとは考えていないと述べ、選挙に勝利した陣営が政権を運営するために必要な議席を確保できるようになると説明した。
この改革をめぐっては、メローニ首相の連立与党内部からも懸念の声が上がっている。英紙『フィナンシャル・タイムズ』によると、一部の議員は、新たなルールがかえって結束した中道左派の野党勢力や、小規模な競合政党に有利に働く可能性を懸念している。
法案はすでに上院を通過しており、現在は下院での最終審議・承認が焦点となっている。イタリアの次回総選挙は2027年に実施される見通しだ。