パキスタン
イスラマバード首都圏の地域保健クリニックが夜間診療枠と遠隔医療サービスを拡充
郊外の6つの診療所で開院時間を夜22時まで延長し、高画質動画中継による専門医の遠隔診察を導入。
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- ニュースタイム・パキスタン編集部
- Bureau
- イスラマバード支局
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- 公開
- 2026/02/26 13:20

パキスタン
郊外の6つの診療所で開院時間を夜22時まで延長し、高画質動画中継による専門医の遠隔診察を導入。

連邦保健サービス省は、イスラマバード首都圏の公立一次医療施設(プライマリケアクリニック)における診療機能の強化策を実施しました。郊外地区に位置する6つの地域保健センターにおいて、毎日の診療時間が夜22時まで延長されるとともに、基幹病院の専門医と診療所を結ぶリアルタイム遠隔医療システムが導入され、労働者世帯の医療アクセスが飛躍的に向上しました。
従来の公立医療施設は朝から夕方までの日中のみ開院していたため、日雇い労働者やオフィス勤務の労働者が受診するには仕事を休まざるを得ないという問題がありました。拡充された夜間枠により、労働者世帯が就労後にも基本的な診療、検査、処方薬の受け取りが可能となり、日給の喪失を防いでいます。
夜間診療の開始から最初の1ヶ月で、受診患者数は45%増加しました。受診内容の多くは、小児科疾患、妊産婦検診、ならびに高血圧や糖尿病などの慢性疾患管理が占めており、夜間医療ニーズの高さが証明されました。
遠隔医療インフラは、診療所の医師とパキスタン医科学研究所(PIMS)のベテラン循環器内科医、小児科医、内分泌科医をオンラインで結びます。高精細映像システムとデジタル診断ツールを通じて、専門医が遠隔から患者の心電図や生命バイタルを評価し、高度な診療を提供します。

医療従事者の過重労働を防ぎつつ診察の質を維持するため、スタッフのシフト構成が見直されました。特に女性患者が安心して受診できるよう、女性医師、薬剤師、検査技師が夜間枠に増員配置され、安心できる受診環境が整えられました。
バラ・カフやタルライといった首都郊外地区の住民からは、非常に高い評価が寄せられています。近所で夜間に受診できるようになり、軽症疾患で遠方の基幹病院の救急外来に駆け込む必要がなくなり、家庭の医療費負担が減りました。
診療所に併設された薬局には、国の医療支援プログラムに基づき無料支給される必須医薬品が充足されています。自動在庫管理ソフトウェアにより、インスリンや抗菌薬の欠品が防止され、常時手に入る体制が整えられました。
公衆衛生の研究者は、一次医療の拡充が大病院の救急外来の混雑緩和に大きく貢献していると指摘します。地域レベルで日常的な健康課題を解決することで、三次病院は重症トラウマ患者の治療にリソースを集中できるようになり、医療全体の質が高まりました。

イスラマバードでの成功を受け、保健当局は来年度、ラワルピンディ、ファイサラーバード、ペシャワールの公立保健センターへも同様の夜間診療および遠隔医療モデルを横展開する計画であり、全国的な医療格差の是正を目指しています。
地域保健サービスの近代化は、パキスタンにおける医療アクセスの公平性を高める実践的な前進です。身近な場所で高品質な医療が受けられる環境が、国民全体の福祉向上と社会全体の安定を支えています。