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盗聴スキャンダルがインドネシア政界を揺るがす、警察幹部4人を容疑者に指定
インドネシア警察は、プラボウォ・スビアント大統領の電話盗聴および秘密裏の監視活動をめぐるスキャンダルで、新たに警察幹部1人を容疑者に指定した。これにより、事件の容疑者は計4人となった。
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- 公開
- 2026/11/06 20:35

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インドネシア警察は、プラボウォ・スビアント大統領の電話盗聴および秘密裏の監視活動をめぐるスキャンダルで、新たに警察幹部1人を容疑者に指定した。これにより、事件の容疑者は計4人となった。

インドネシア警察は、プラボウォ・スビアント大統領の電話盗聴および秘密裏の監視活動をめぐるスキャンダルで、新たに警察幹部1人を容疑者に指定した。これにより、事件の容疑者は計4人となった。この問題は、プラボウォ大統領と、前任者でありかつての政治的盟友でもあったジョコ・ウィドド前大統領との間で緊張が高まっていることを浮き彫りにするとともに、国家安全保障への懸念も引き起こしている。
報道によると、インドネシア警察は木曜日夜の記者会見で、4人目の容疑者となった警察幹部について、当初はイニシャル「SU」とだけ公表した。その後、地元メディアは、この人物がサリミット・オリアンディ(Salimit Oliandi)氏であると報じた。警察によると、SU氏は2010年から2019年までインドネシア国家警察の犯罪捜査庁で監視部門の責任者を務め、2021年から2026年までは同庁の情報技術部門を率いていた。捜査当局は、大統領に対する秘密監視活動について、同氏の承認が得られていたと主張している。
サイバー犯罪対策部門のスハルミント(Suharminto)局長は記者会見で、ほかの2人の容疑者が大統領の電話盗聴を開始する前に、SU氏から許可を得ていたと説明した。また、監視活動に関する記録を削除する際にも、同氏の承認があったと述べた。警察によると、SU氏は健康上の問題を理由に、現時点では身柄を拘束されていない。
これに先立つ火曜日には、3人の警察幹部が逮捕されていた。その中には、国家警察長官を務めた経歴があり、現在はプラボウォ大統領の首席補佐官を務めるリスティヨ・シギット・プラボウォ(Listyo Sigit Prabowo)氏も含まれている。同氏はジョコ・ウィドド前大統領の側近とみられている。
警察は、大統領の通信活動を秘密裏に監視しようとした動きの背後に、どのような目的があったのかについて捜査を続けている。これまでに警察官13人と、犯罪捜査および情報技術分野の専門家5人から事情聴取を行った。また、国家警察長官は事件を調査するための特別チームを設置した。
このスキャンダルにより、プラボウォ大統領への政治的圧力はさらに強まっている。大統領はすでに、多額の財政支出を伴う福祉政策に対する国民の不満の高まりや、約1兆5,000億ドル規模のインドネシア経済に対する投資家の信頼低下といった課題に直面している。
一方、首都ジャカルタの状況は木曜日から金曜日にかけて、表面上は比較的平穏だった。しかし、スキャンダルが明るみに出た後、数千人の軍人が市内に配備された。市内では軍用テントやバスが設置され、限られた数の軍人の姿も確認された。
プラボウォ・スビアント氏は、2024年の大統領選挙で圧勝した後、政権の座に就いた。同氏は、ジョコ・ウィドド前大統領の政策を継承する候補者と広くみられていた。ウィドド氏の息子であるギブラン・ラカブミン・ラカ(Gibran Rakabuming Raka)氏も、プラボウォ氏とともに副大統領に選出された。
これとは別に、インドネシアの国会議員らは、ラカ氏の副大統領としての資格について調査を検討している。この問題をめぐる議会での手続きは、同氏を副大統領職から解任するための最初の一歩となる可能性があるとみられている。